The XML Gate バナー

トップ > バックナンバー > 2005年7月 Excel・WordとXMLが業務を変える--ケーススタディ:不動産業界

「The XML Gate」バックナンバー2005/7/8号
Excel・WordとXMLが業務を変える--ケーススタディ:不動産業界


■□★★【 THE XML GATE 】★★第18号 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓□
◆ 2005/7/8

◆                    株式会社メディアフュージョン
■□〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓http://www.mediafusion.co.jp/〓□

  ┏目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    ◆ご挨拶
    ◆Excel・WordとXMLが業務を変える--ケーススタディ:不動産業界
    ◆製品情報
    ◆編集後記
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ご挨拶
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
今回は、「Excel・WordとXMLが業務を変える--ケーススタディ:不動産業界」
としまして、最新のOffice製品の動向からXMLでできることをご説明し、その
実現の手段としての弊社製品「DocuLabo」の応用をご紹介いたします。
不動産業界以外の様々な業界での応用事例も、今後のメルマガでご紹介させて
いただきます。
XMLを活用した提案例やサービス例など、ヒントにしていただければ幸いです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆Excel・WordとXMLが業務を変える--ケーススタディ;不動産業界
───────────────────────────────────
〓〓MS OfficeとXMLの現状と動向〓〓

■Office 2003 Editionsにおける業界標準のXMLのサポート

第2号でもご紹介しましたが、Office 2003では、他のシステムや形式の異なる
ファイルとのデータ共有を可能にするために、業界標準のXMLをサポートしま
した。様々なソースの情報をXMLを介してWordやExcelに組み込めるほか、
XML形式をWordファイル形式に採用、Excel シートへのXMLドキュメントのイン
ポートなどを実現しました。また、定形フォームを作成するXMLオーサリング
ツール「InfoPath」もOfficeのラインナップに加わりました。

第2号はこちらをご参照ください↓
http://www.mediafusion.co.jp/mail/backnumber/2003/mail_sep.html


■次期バージョン「Office 12(開発コード)」はXML完全サポート

米国Microsoft社は、Officeの次期バージョン「Office 12」でXMLベースの
ファイルフォーマット(Microsoft Office Open XML Format)を採用し、
Word・Excelに加えて、PowerPointのデフォルトファイルフォーマットをXMLに
することを明らかにしました。

これによる主なメリットは、次のものです。

 ・オープンフォーマットによる相互運用性や情報共有
 ・データサイズのコンパクト化(最大75%現在のファイルより縮小)
 ・データのセグメント化と分散保存によるセキュリティおよび
  データリカバリ


〓〓MS OfficeとXML・XMLDBで何ができるの?〓〓

・Excel・Wordをインターフェースにデータベース化
 Excel・Word文書を作成し、サーバに登録するだけで、自動的にデータベー
 スが構築されます。ユーザは、XMLやデータベース構築などを意識せずに、
 全文検索・項目検索、絞込み抽出などデータベースの機能を享受できます。

・Excel・Wordをインターフェースにシステム連携を実現
 内部データをXMLで持たせることで、基幹システム、業務システムのフロン
 トエンドにExcel・Wordを使用したシステムが容易に構築できます。また、
 既存業務システムに移行できるデータフォーマット(xml、csv、xls、txt
 など)にも容易に変換できます。さらに、データ定義が不要なデータでも
 扱えるXMLDBでは、企業間の様々なXMLデータを柔軟に受け入れることから、
 企業間データ交換を容易にし、2次利用を活性化させ、データの利用範囲を
 拡大します。

・その他
 XMLドキュメントのメタ情報を利用することで、履歴情報、バージョン情報、
 スケジュール、アクセス権限などの管理を実現します。


〓〓MS OfficeとXMLの組み合わせが活躍する業界・現場〓〓

・特にExcelがすでに業務の中で活躍している現場
 表組みで管理しやすい情報が膨大にあります。それらは、個人のPC上で
 Excelデータとしてのみ保管されており、データの共有、活用がなされて
 いません。

・AccessやFileMaker、Notesなどで小さなデータベースがたくさんある現場
 担当者が変わるとメンテナンスできず、データベースを構築したアプリ
 ケーションがバージョンアップされても古いシステムのまま使用し続ける
 ことになっています。

・基幹・業務システムはあるが、それがカバーしない細かい業務が多数あり、
 Excelあるいは紙で処理されている現場
 基幹システムや各業務システムの入力データになり得るデータは、Excelや
 Word、または紙ベースで個々に作成・保管されており、同じデータを再度、
 基幹・業務システムに入力しなおしている状況です。

・データの構造が不定で固定ができない作業がある現場
 カルテやナレッジのように、ユーザによって入力内容に大きな差異が発生
 するもの、将来的にデータ構造が変更される可能性が大きいものは、初期
 にデータ構造を定義することは困難です。初期にデータ構造を固定してし
 まうと、入力したいデータが入力できない、検索項目が抽出されない、
 検索条件を入力できないという状況になります。また、データ構造を定義
 しなおすには、膨大なコストがかかります。

・大がかりなしくみでなく簡単に企業間データ連携が必要な現場
 手持ちのWordやExcelのデータを利用して、業務の効率化を図れないかと
 お考えの企業は多くあります。

このような現場のニーズに応え、埋もれたデータを活性化させるシステムと
して弊社「DocuLabo」をご提案します。


■弊社「DocuLabo」の取り組み
「DocuLabo」は、これらの機能の実現をテーマとして開発されました。
しかも、OfficeがXMLをサポートする以前のバージョンOffice 97のExcel・
Wordをサポートしています。ユーザにXMLを意識させず、従来のWordやExcel
の操作から自動的にデータベースを構築し、データベースのメリットをユー
ザが享受できるようにインターフェースを配備したアプリケーションです。
Office 97以降のExcel・Wordならバージョンを気にせずに作成した文書を
サーバに登録するだけです。
「DocuLabo」は、文書・ナレッジ管理、データベース、基幹システムのフロ
ントエンドの機能を合わせ持つビジネスソリューションをご提案します。

DocuLaboについてはこちらを参照ください↓
http://www.mediafusion.co.jp/DocuLabo/DocuLabo.html


〓〓ケーススタディ;不動産業界における可能性〓〓

1)不動産流動化の進展と不動産業界の情報化
 2001年に日本でも登場した不動産投資信託(REIT)など、不動産の流動化・
証券化ビジネスが急速に拡大しています。この新興市場は、ここ4、5年の間に
20兆円規模に拡大していると言われており、今後短期間に50兆円規模まで拡大
すると期待されています。不動産の証券化は、広く投資家から集めた資金を不
動産で運用し、その収益を配当金として投資家に還元すると同時に、有価証券
として市場で流動します。従来の不動産投資と異なり、金融投資家の投資対象
となり、さらに小口化により投資家層が大きく拡大して不動産ビジネスの構造
が大きく変化しつつあります。このような中で、アセットマネージメント
(AM;投資家から委託され不動産経営等を行う業務)とプロパティマネージメ
ント(PM;アセット・マネジャーから委託され個別不動産の管理を行う業務)
の重要性が高まっています。

 AM・PM業務を行う専門の会社は、情報化が必須です。すなわち、AMはPMから
不動産管理上の種々のデータを常時、収集・分析して、不動産経営の利益の
最大化を図ると同時に、必要な情報をタイムリーに投資家に開示していかなけ
ればなりません。ただ、急速に拡大・変化しているこの業務には、適切な業務
アプリケーションパッケージがほとんど存在していません。この業務でシステ
ムに求められる特徴的な要件としては以下のとおりです

・適切なアプリケーションパッケージが乏しいので現場ではExcelと人手に
 よって業務が進められているケースが多い。
・短期間で事業を立ち上げていくためシステム構築に時間をかけている余裕が
 なく、さらに業務そのものの変化が激しい。
・AM-PM間でのデータ交換、業務のアウトソーシング先とのデータ交換が頻繁
 に発生する。
・データ分析が強力な武器となっており、頻繁に変化の起こる多様なデータを
 データベース化することが求められる(世界のデファクトスタンダードに
 なっている不動産財務分析ソフトARGUSが日本に上陸)。
・投資家への情報開示などのためのデータ処理やレポーティング業務が多い。

 上記からご想像いただけると思いますが、AM-PM業務はまさに、MS Office・
XML・XMLDBが活躍する場となります。

2)具体的な活用方法
・物件管理
 AM事業者は、オフィスビルなど、不動産物件の賃貸床面積構成等の属性
 情報、借入金等の情報等ビル経営を行うために必要な情報を管理していく
 必要があります。もともと、これらの物件情報は、ビルの種類や注目する
 情報の種類が様々で特定のデータ構造で管理することが難しく、結果ユー
 ザは、Excelで物件情報を管理しているケースが多いようです。しかしなが
 ら、個々のAM事業者が経営する物件の数が多くなると、Excelをファイルで
 管理するには限界があり、Excel・XML・XMLDBが活躍することになります。
 上述した弊社DocuLaboを、物件管理の目的に利用している実事例がすでに
 出ています。

・AMのPMからの情報収集
 AM事業者は、PM事業者からテナント情報や各種の運営経費情報を毎月収集
 し、上記の物件情報に付加していく必要があります。これらの情報をExcel
 のフォームで交換する形を作れば、容易にAM−PM間でデータ連携が実現で
 きます。具体的には、PM業務を固定的な専門アプリケーションパッケージ
 に頼らず、XML・XMLDBを利用してExcelで柔軟に実現し、そこから抽出した
 データをAMに提供する専用のExcelフォームにマッピングして、AMにExcel
 ファイルで提供するという流れが考えられます。これにより、低コストで
 拡張性のあるシステムが短時間で実現できます(DocuLaboで実現できます)。

・物件情報分析
 AM事業者は、上記で蓄積された情報を整理・分析し、対象とする不動産の
 経営の最適化を継続的に図ります。また、必要なデータを整理し、さらに
 不動産の収益状況を予測し、投資家に提示します。この場合、Excel・XML・
 XMLDB (DocuLabo)だけでも必要なデータ整理や分析は可能ですが、
 さらに、上述した不動産財務分析ソフトARGUSと連携させれば、不動産の
 収益状況の将来シミュレーションも簡単に実現することができます。

・IR用公開資料の管理
 REITでは、株主・投資家への情報公開が厳密に行われなければなりません。
 これらは、上記のデータを元に文書が作成され公開されます。このような
 文書作成はWord、Excelが利用されるのが一般的で、これらにXML・XMLDBを
 用いることにより、履歴管理、承認決済、アクセス制限、翻訳管理等が
 実現できます(DocuLaboで実現できます)。

3)その他の可能性
 既存の不動産業界には扱う物件は住宅・オフィス・商業ビルなど多種多様
ですが、業態は大きく分けて不動産仲介業と不動産管理業に分類され、
それぞれの下記のような専門システムがあります。

<不動産仲介業>
・ 物件の登録・更新・検索などの物件管理システム
・ 顧客情報・営業履歴管理システム
・ 物件チラシ作成支援システム
・ 物件情報のホームページ作成支援システム

<不動産管理業>
・ 物件の登録・更新・検索などの物件管理システム
・ 賃貸契約管理
・ 家賃収入管理
・ 滞納・督促処理管理システム
・ 顧客情報・営業履歴管理システム
・ 物件情報のホームページ作成支援システム

上記の業務用に、多くの種類のパッケージソフトが販売されていますが、
個々の企業の業務にマッチしたソフトを探し出すのは困難です。しかも、
カスタマイズには多額の費用がかかるため、なかなかシステム化が進みま
せん。また、一部の大手企業を除き、多くの会社は不動産情報管理にオーダ
メイドのシステムを導入するのは難しい状況です。

そのため、情報の多くはExcelやWordなどで作成され、ファイルサーバや
あるいは個人のPCに保管されているだけになっています。
このようなExcelやWordで作成された情報が簡単にデータベースになる仕組
みがあれば非常に有益です。DouLaboはExcelやWordで作成されたファイルを
Webブラウザから登録するだけで、中身を自動的にデータベース化するアプリ
ケーションです。通常の業務システムと異なり、固定的なデータ入力画面は
ありませんので、ユーザ自身が入力インターフェースをExcelやWordで作成
することによって、個々のニーズに応じたシステムにすることが可能です。

また、不動産流通機構が提供しているREINSには各不動産会社が管理してい
る物件情報が掲載され、顧客がWeb上から目的の物件を検索できますが、
現在このサービスに物件情報を登録するためには、REINSのシステムにログ
インし、Webブラウザ上で物件情報を新たに入力しなければなりません。

REINS側の協力を得ることができれば、不動産会社が物件情報をDocuLaboを
利用してWordやExcelで作成し、それをREINSにアップロードするだけで
自動的にWebサイトに情報掲載ができるという仕組みも実現できます。
自社の管理用に作成した物件情報データをそのままREINS用に転用できるた
め、データ入力にかかる時間を削減できます。

DocuLaboは、上述のことを容易に実現し、不動産情報管理の効率化を図り
ます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆製品情報
───────────────────────────────────

○ EsTerra XML Storage Serverに対応した次世代情報システム「Ripley2005」
=2005/6/15リリース=

 関連する情報と情報を相互に結びつけ、情報に新たな情報を付加することで、
組織内に散在し、埋もれている情報の再利用性を高める、これまでのグループ
ウェアやナレッジマネジメントシステムとは一味違う情報共有のためのシステ
ムです。

詳細は http://www.mediafusion.co.jp/partner_seihin/Ripley.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆編集後記
───────────────────────────────────
今月のメルマガはいかがでしたでしょうか?
ふと気がつくと、今年も半分過ぎてしまいました。年始にたてた目標は達成
しつつありますでしょうか?
空梅雨と言われていましたが、突然の豪雨で、自然には逆らえないことを
つくづく感じます。体調管理も難しくなってくる季節ですが、自分の体調は
自分でしっかり守りましょう。皆様くれぐれもご自愛ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*本文中に記載された製品名・会社名は各社の商標、登録商標です。

 

メルマガ配信申込み

バックナンバー


画面上へ△