Power Automateの配列(Array)で遊んでみよう!-その1

配列(Array)は要素や項目の集まりです。配列は、文字列、整数、オブジェクトなど、異なるデータ型の複数の値を保持することができます。配列は、Power Automateで重要な役割を果たし、ワークフローや自動化タスクで幅広い操作を実行するためによく使われます。この記事では、Power Automate 内で配列に対してさまざまな操作を実行します。

配列の作成
(i) 配列を作成するための新しい 作曲アクション ['Array']を追加します。
(ii) 異なるデータ型の配列を作成します

さまざまな種類のデータ型の配列構成を作成しました。
"川" → String
45 → Int
true → Boolean
{ "名": "山田" } → Object
[1, 2, 3] → Array
42 → Integer

さまざまな種類の配列操作を見ていきましょう。

1.配列の長さを取得します:
length(outputs('Array'))
出力:7
配列に含まれる要素数を返します。

2.配列の最初と最後の項目を取得します。
a. first(outputs('Array'))
出力: 川
配列の最初の要素を返します

b. last(outputs('Array'))
出力:42
配列の最後の要素を返します

3.インデックスで特定の項目を取得します。
配列要素のインデックスは0から始まります。
outputs(‘Array’)[4]
上記の式は配列の5番目の要素を返します。
出力:[1, 2, 3]

4.特定の位置の前の配列要素を抽出します。
take(outputs('Array'),3)
出力:[ "川",45,true]
注: 3 はインデックスではありません。位置です。

5.特定の位置の後の配列要素を抽出します。
skip(outputs('Array'),3)
出力:[{ "名": "山田"},[ 1, 2, 3 ],45,42]

6.特定の2つの位置の間にある配列要素を抽出する
配列内の特定の2つの位置の間にある要素を抽出するには、skip()関数とtake()関数を組み合わせて使用します。
skip(n)関数は、最初のn要素をスキップします。
take(m)関数は、結果の配列から最初のm要素を取得します。
skip(take(outputs('Array'),2,2))
出力: [ true, {   "名": "山田" }]

7. 配列に要素が存在するかどうかを確認します。
contains() 関数を使うと、配列に要素が存在するかどうかを確認できます。
配列に 100 が存在するかどうか確認してみましょう。
contains(outputs('Array'),100)
出力: false
これは、配列に 100 が存在しないことを意味します。

45 が存在するかどうか確認してみましょう。
出力: true
これは、配列に 45 が存在することを意味します。

この記事で基本的な配列操作について理解していただけたかと思います。次のパートでは、重複要素の検索、フィルタリングなど、その他の配列操作について詳しく説明します。

参考:

https://learn.microsoft.com/en-us/power-automate/data-operations
https://learn.microsoft.com/en-us/azure/logic-apps/expression-functions-reference#array