DX の実践: Microsoft 365 による日常のビジネスプロセスの自動化

2024.11.05 2024.11.22

Aakash

こんにちは︕私は アーカーシュマラシニです。

ネパール出⾝のエンジニアで、Media Fusion Co.Ltd. で Microsoft365 および Power Platform（Power Apps/Automate/BI）の構築・カスタマイズエンジニアとして働いています。

MS365 と Power Platform に関するブログを通じて、私が学んだことや経験を皆さんと共有していきます

前回の記事では、Microsoft 365 (MS365) がビジネスにおける DX を推進するための最適な選択肢となる理由について説明しました。

この記事では、MS365 を使用して日常の業務運営に自動化を実装するさまざまな例について説明します。

1.従業員のフォルダを一括作成し、アクセス権を一括設定:

Sharepointを仕事に本格的に使うと、例えば従業員のフォルダを作るなど、多数のフォルダを作成し、個別にアクセス権を設定することがあります。また、人は必ずミスをするものなので、正しくアクセス権が設定できて、一人ひとりの従業員のフォルダが他の従業員に見えないように設定できているか不安になります。

Power Apps と Power Automate を使用すると、SharePoint 上に多数のフォルダを作成し、アクセスを一括管理できます。

2. 見積書の作成:
顧客の要求を理解して、見積を作成し、顧客に送付するには、多くの時間がかかります。ただし、Power Automate を使用すると、このプロセスをかなり合理化することが出来ます。 Web サイトで販売する製品またはサービスをあらかじめ掲示し、必要なものを選択してもらいます。

Power Automate で顧客が選択した製品やサービスを収集し、自動的にコストをを算出見積を作成し、顧客に送付します。

3. 請求書生成機能と支払い残額通知:

請求書の発行を自動化します。請求書のテンプレートと購入データをSharePointファイルに保存することで、Power Automateは請求書を生成し、支払い期限とともに顧客のメールアドレスに送信できます。支払いが行われるまで、スケジュールされた残額通知メールも設定できます。

4. スケジュールされたレポートの生成と配布:

Power BI は、データ視覚化レポートの作成と共有のために MS365 内で利用できる主要なサービスの 1 つです。Power Automate を使用すると、売上、経費、Web などに関連するさまざまなレポートを毎日、毎週、または任意のスケジュールで更新し、電子メールまたはチーム経由で関係者に共有できます。そのため、この自動化は、迅速かつ情報に基づいたビジネス上の意思決定に役立ちます。

5. オンライン学習管理システム:

Microsoft 365 は、効果的なオンライン学習体験を作成するための強力なツールスイートを提供します。SharePoint はデジタルライブラリとして機能し、コース教材、学生の記録、課題を保存します。Power Apps を使用すると、教育者は対話型の授業、クイズ、さらには仮想教室を設計できます。タスクを効率化するために、Power Automate は課題の採点、リマインダーの送信、学生の進捗状況の更新を自動的に行うことができます。最後に、Power BI は学生のパフォーマンスに関する貴重な洞察を提供し、教育者が改善すべき領域を特定し、それに応じて指導を調整するのに役立ちます。