Power Automate をSharePoint に複数のフォルダーを作成する?

こんにちは︕私は アーカーシュ マラシニです。
ネパール出⾝のエンジニアで、Media Fusion Co.Ltd. で Microsoft365 および Power Platform(Power Apps/Automate/BI)の構築・カスタマイズエンジニアとして働いています。
MS365 と Power Platform に関するブログを通じて、私が学んだことや経験を皆さんと共有していきます
前回の記事では、SharePoint が Microsoft 365 (MS365) において、ファイルの保存や管理に重要なツールであることを学びました。
今回の記事では、SharePoint にフォルダーを作成するための Power Automate フロー の開発に取り組みます!

ステップ 1:
Power Automateのフローを作成し、名前を付けます。
(i). Power Automateの環境とソリューションで、「新規」を選択して新しいフローを作成します。
(ii). 「自動化」を選択します。
(iii). 「クラウド フロー」を選択します。
(iv). 「すぐに」を選択します。
Power Automate フローの名前 を入力し、「Power Apps がフローを呼び出したとき (V2)」 を選択して、スナップショットに示されているように 「作成」 をクリックします。これにより、PowerAppsから操作できるフローを作成することが出来ます。

ステップ 2:
従業員名の配列を作成する
(i).Power Automate フロー アクション「作成」を使用します。
(ii). 従業員名の配列を作成します。
従業員配列の例: [
"従業員A - フォルダー",
"従業員B - フォルダー",
"従業員C - フォルダー",
"従業員D - フォルダー"
]


ステップ 3:
フォルダーを作成します
(i). フローの 「作成」 の出力を使用して、「Apply to each」ループ を設定します。
(ii). フローのアクション 「新しいフォルダーの作成」 を使用してフォルダーを作成します。
(iii). フォルダーを作成する SharePointの場所 を選択します。
次に、以下の項目を選択し、図のようにフォルダー名を指定してください:
サイトのアドレス
一覧またはライブラリ
フォルダーのパス
フォルダー名


ステップ 4:
フローを保存して実行します
(i). SharePoint の必要な接続を行います。
(ii). 図のように、フローを保存 し、実行 します。


フローがエラーなく正常に実行されたことが、以下の図に示されています。

ステップ 5:
SharePointでフォルダーが作成されているか確認します
フォルダーが要求通りに作成されていることを確認します。
それぞれの社員に対して、正しいパスにフォルダーが作成されているはずです。
Documents > ブログフォルダ> 従業員フォルダー>

このように、Power Automate を使えば、SharePointドキュメントライブラリ に複数のフォルダーを作成することができす。なお、SharePointを対象に動くPower Automateには、プレミアムライセンスは不要です。
次回の記事では、Power Apps のボタンをクリックすることで、この Power Automate フロー をトリガーする方法をご紹介します!