Power Queryにより結合の種類(パート1)

前回の記事では、2 つのクエリ間のデータを結合するのに役立つ Power Query のマージ クエリ機能を紹介しました。
ただし、さらに詳しく見てみると、Power Query にはクエリの組み合わせ、比較、または検索などに応じて最大 6つの 種類の組み合わせが用意されており、適切な種類を選択できます。


以下に結合の種類を視覚的に図示します。それぞれに説明します。

左外部(最初の行すべて、および2番目の行のうち一致するもの)
データ操作を実行するときに最も一般的な結合種類です。最初のテーブルが左テーブル、2 番目のテーブルが右テーブルの場合、この結合では左テーブルのすべての行が取得され、右テーブルの対応する値と一致させようとします。

右外部(2番目の行すべて、および最初の行のうち一致するもの)
この種類の結合は、左結合とは逆方向に機能します。右テーブルのすべての行が含まれ、左テーブルと一致する行のみが含まれます。

完全外部(両方の行すべて)
完全な外部結合が反映されます。これにより、一致するかどうかに関係なく、両方のテーブルのすべての行が返されます。

内部(一致する行のみ)
結果に両方のテーブルで一致する値のみを返す場合は、内部結合を使用します。

左反(最初の行のみ)
これで、反結合ができました。ご想像のとおり、これは通常の左外部結合と右外部結合の逆です。左反結合では、返される行は、右テーブルに一致しない左テーブル内の行です。

右反(2番目の行のみ)
最後に、右反結合を行います。左反結合と同様に、一致するすべての行が除外されますが、右側のテーブルにある行が除外されます。

それぞれの結合の種類について説明してきましたが、まだイメージしにくいかもしれないので、次の記事で具体例を挙げて説明していきます。
楽しみにしていてください。