株式会社メディアフュージョン、ORCID公式の認定サービスプロバイダーに認定 ― 研究者情報をORCIDと双方向連携

大学・研究機関から企業研究所まで、研究者を一意に識別。IR・産学連携・国際共同研究に活用

株式会社メディアフュージョン(本社:大阪市北区)は、当社の「ORCID双方向連携ツール」が、2026年7月20日付でORCIDの認定サービスプロバイダー(Certified Service Provider/CSP)に認定されたことをお知らせします。これにより当社は、ORCIDが定めるベストプラクティスに適合した、ORCID双方向連携ツールの公式プロバイダーとして位置づけられました。
認定サービスを利用するORCID会員組織は、ORCIDによる個別の技術レビューなしに連携を開始できます。なお本ツールは、当社パッケージ「MF教員業績管理システム」等のオプションとしてもご利用いただけます。
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背景 ― 研究成果の公開と、研究者情報の正確な連携が求められる時代に

研究成果を社会へ広く還元する流れが加速しています。日本でも2025年度以降に新規公募される競争的研究費では、論文と根拠データを掲載後すぐに機関リポジトリ等で公開する「即時オープンアクセス」が義務づけられ、研究成果を正確に把握・発信する基盤の整備が急務です。
その中核が、研究者を一意に識別する仕組みです。ORCIDは研究・学術・イノベーション活動に関わる個人の国際的なIDで、利用組織は多岐にわたります。

  • 大学・研究機関、教育機関
  • 出版社、研究費助成機関、政府機関
  • 学会・協会、システムベンダー
  • 企業の研究所・研究開発部門

日本でもresearchmap・e-Rad・科研費(KAKEN)がORCID iDと連携しています。複数の基盤へ同じ研究者情報を繰り返し入力する負担や不整合は課題であり、これらを双方向で正確につなぐ連携基盤の重要性が高まっています。

CSP認定の意義と、導入組織(システム管理部署)のメリット

CSP認定は、当社がORCID双方向連携ツールを提供する公式プロバイダーであることを第三者(ORCID)が示すものです。導入・運用するシステム管理部署には、次のメリットがあります。

  • 技術レビューが不要で、導入が速い:CSP認定システムを利用するORCID会員組織は、個別の統合(技術)レビューが不要とされ、連携を迅速に開始できます(利用組織は、ORCID Membership加入とMember API Credentials取得が別途必要)。
  • 調達・組織内説明の根拠になる:第三者による認定で公式一覧にも掲載されるため、意思決定の根拠に使えます。ORCIDは提案・入札対応に利用できる認定レターも提供します。
  • 連携品質を対外的に明確化:ORCIDのベストプラクティス準拠を示せます(認定は定期更新)。

(参考)ORCID公式:認定サービスプロバイダー(CSP)リスト
ORCID 認定サービスプロバイダーリスト(日本語)
ORCID Certified Service Providers List(English)

ORCID双方向連携ツールでできること

  • 大学・教育機関: 「教員評価」における書類の配布・一括回収、その他各種評価・調査業務等。
    学生に対しては、活動記録や成果を蓄積する「eポートフォリオ」用フォルダを一括作成し、適切な閲覧・編集権限を自動付与。
  • ORCIDへ書き込む:組織内のデータをORCID Registryへ自動で書き込みます。保存した瞬間にリアルタイムで反映し、夜間バッチに依存しません。
  • 双方向で同期する:取り込みと書き込みを双方向で行い、組織のシステムとORCIDを常に最新の状態で一致させます。
  • 主要なデータ項目に対応:所属・学歴・研究資金(Funding)・業績など、ORCIDが定義する主要なデータ項目の読み取り・書き込みに対応します。
  • 既存システムに後付けで導入:連携は独立基盤「Syncポスト」が担うため、既存システムを改修せず、当社製品以外とも連携できます。

活用シーン ― 大学から企業研究所まで

  • IR・研究力の可視化:ORCIDで一意に識別することで、同姓同名や表記ゆれに惑わされず業績を正確に名寄せ・集計でき、転職・異動後も継続して追跡できます。
  • 産学連携:企業と大学の双方の研究者情報をORCID起点で突合し、共同研究の実績や関与する研究者を正確に把握できます。
  • 国際共同研究:ORCIDは国際標準IDのため、海外機関との研究者情報のやり取りや業績の相互参照を、言語や制度の違いを越えて行えます。

構成例

  • MS365版:ORCIDから取り込んだ研究者情報を、Microsoft SharePointに蓄積し、Power BI等でエキスパート検索に活用(スモールスタート)。
  • オンプレミス版:研究者業績管理を中核に、ORCID(海外)とresearchmap(国内)を双方向で連動し、国内外の研究者データを一元管理。

※ ORCID Registryへの書き込み(Write to ORCID Record)には、ORCID Membershipへの加入とMember API Credentials(Client ID/Client Secret)が必要です。
※ 未加入組織はPublic APIによる公開情報の取得に限られます。また、利用は個人利用に限定されます。

サービス・商品の概要


製品名ORCID双方向連携ツール
提供機能ORCIDとの取り込み・書き込み・双方向のリアルタイム同期。主要データ項目(所属・学歴・研究資金・業績 等)の読み書きに対応。
構成独立基盤「Syncポスト」+3コネクター(ORCID自動入力オプション/ORCIDデータアダプター/ORCID書き込み用コネクター)。OAuth2による個人認証。
提供構成MS365版(取り込みの最小構成・スモールスタート)/オンプレミス版(ORCID・researchmap等を双方向で束ねるハブ構成)
提供形態サブスクリプション形態パッケージ販売。当社「MF教員業績管理システム」等のオプションとしても利用可能
利用対象研究者が在籍し、ORCIDへ研究成果を登録・参照する大学、研究機関
企業の研究開発部門、病院、シンクタンク 等の世界の研究者情報を必要とする部門
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