Gitでブランチを効果的に使う方法(メインコードを維持しながら機能追加、バグ修正)

みなさん、こんにちは。私はフィーと申します。
私はベトナム出身のエンジニアで、Java言語に関連する製品の開発に5年以上の経験があります。
GITやコード管理に興味のある方々に、これまでに蓄積してきた経験を共有したいと思っています

前回の記事ではGitの基本的なコマンドの使い方を紹介しました。今回は、Gitでのブランチの使い方について紹介します。
ブランチ(branch) はプロジェクトの独立したバージョンであり、新しい機能の開発やバグ修正を行う際、メインのコードベースに影響を与えずに作業を進めることができます。ブランチを使用することで、複数の機能やバージョンを並行して管理・開発することができ、チーム作業に非常に役立ちます。
- では、新しいブランチを作成するにはどうすればよいのでしょうか?
新しいブランチを作成するには、次のコマンドを使います:
git branch <ブランチ名>
例:
git branch feature-new
このコマンドは、feature-new という名前のブランチを作成しますが、まだそのブランチに切り替えません。 - ブランチを作成した後、どうやってブランチ間を切り替えるのか?
現在のブランチから別のブランチに切り替えるには、次のコマンドを使います:
git checkout <ブランチ名>
例:
git checkout feature-new - 新しいブランチを作成して、すぐに切り替える方法
1つのコマンドで新しいブランチを作成し、そのブランチに切り替えるには、次のコマンドを使用します:
git checkout -b <ブランチ名>
例:
git checkout -b feature-new - 現在のリポジトリにあるすべてのブランチを確認する方法
リポジトリ内のすべてのブランチを確認するには、次のコマンドを使います:
git branch
現在選択中のブランチは * マークが付いて表示されます。 - チーム作業でよく使われる操作:ブランチのマージ(Merge)
サブブランチで作業が完了し、変更をメインブランチ(通常は main や master)に統合したい場合、merge コマンドを使います。まず、統合したいブランチ(例えば main)に切り替え、次に次のコマンドを実行します:
git merge <ブランチ名>
例:
git checkout main
git merge feature-new
これにより、feature-new ブランチの変更が main ブランチに統合されます。 - ブランチを削除する方法
作業が完了したブランチを削除するには、次のコマンドを使います:
git branch -d <ブランチ名>
例:
git branch -d feature-new
このコマンドは、feature-new ブランチが main ブランチにマージされていれば削除します。 - ブランチをリモート(GitHub, GitLab, Bitbucket)にプッシュする方法
ブランチを他の人と共有するためには、リモートにプッシュします:
git push origin <ブランチ名>
例:
git push origin feature-new - リモートからブランチを取得する方法
リモートリポジトリからブランチを取得するには、次のコマンドを使います:
git fetch
git checkout <ブランチ名>
または、ブランチをダウンロードして、そのブランチに自動で切り替える場合:
git checkout -b <ブランチ名> origin/<ブランチ名>
まとめ:Gitのブランチは、プロジェクトを柔軟に管理・開発するための強力なツールです。ブランチをうまく使うことで、クリーンなコードベースを維持し、複数人での作業で発生するコンフリクトを避けることができます。
今回の記事では、Gitでブランチを操作する際に使うコマンドについて解説しました。次回の投稿では、プロジェクトの共有と更新の方法について説明します。
ぜひお楽しみに!
参考資料:
https://git-scm.com/docs/git-branch