設計書がそのままアプリになる。Excel設計書からPower Apps画面を自動生成するツールを4月末正式リリース

Power Appsを業務で運用する企業・団体向け「Power Apps自動画面生成ツール」

株式会社メディアフュージョン(本社:大阪市北区)は、Microsoft 365のローコード開発環境Power Apps向けに、Excel設計書から入力画面とデータベース構造を自動生成できる「Power Apps 自動画面生成ツール」を、2026年4月末より正式に提供開始します。
Power Appsは“誰でも業務アプリを作れる”ローコード環境として注目されていますが、実際の開発では専門的な設定やスクリプト記述が必要で、属人化や保守負荷が課題となっていました。また、運用開始後に項目追加などのデータ構造変更が発生した際、画面修正やデータ移行に多くの工数とコストが発生します。
本ツールは、使い慣れたExcelを「システム設計そのもの」として扱い、設計書の更新だけでPower Appsの画面・データ構造・データ変換までを自動化。エンジニアに頼らず、業務部門主導でPower Appsを継続的に運用できる環境を実現し、企業・団体のDX推進を強力に支援します。
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●開発の背景:ローコード開発における「属人化」と「ライセンスコスト課題」を解決

DX推進でローコード・ノーコードツールが拡張の迅速性とコスト面で注目されていますが、設定やスクリプト作成など専門作業が多く、追加ライセンス費用も課題となっています。
Power Appsは、Microsoft 365上で業務アプリを内製できるローコード開発環境として導入が進んでいますが、業務利用においては以下のような課題がありました。

  • 画面設計やデータ構造定義に専門知識が必要で、開発・保守が属人化しやすい。 
  • 運用開始後の項目追加や構造変更に、画面修正やデータ移行など多くの工数がかかる。 
  • 大規模データ対応のためにDataverseを利用すると、Premiumライセンスが必要となり、利用人数によってはコスト負担が大きくなる。

こうした課題を踏まえ、当社はExcelを「システム設計そのもの」として扱い、設計書の更新だけでPower Appsの画面生成や構造変更、データ変換までを自動化する仕組みを開発しました。

ローコードツールPower Appsによる業務アプリ開発の課題

Power Appsはローコード開発が可能ですが、スクリプト記述や設定変更には専門知識が必要です。データ項目の追加や拡張は簡単ではないです。また、Microsoft 365ユーザであっても追加ライセンス費用が必要になる場合があります。

  • エンジニアが必要:スクリプト記述が必要なため、現場スタッフだけでの開発は難しい。
    スクラッチ開発は不要ですが、スクリプト記述が必要です。kintoneも同様で、ノーコード開発はまだまだ発展途上です。
  • データ項目の変更は簡単ではない:運用中最も多いシステム変更です。運用中のデータ項目の追加・変更にもエンジニア対応が必要。
  • 追加ライセンス費用:本格的なDBMSやMicrosoft 365以外のサービス連携には追加ライセンスが必要。

こうした課題を踏まえ、当社はExcelを「システム設計そのもの」として扱い、設計書の更新だけでPower Appsの画面生成や構造変更、データ変換までを自動化する仕組みを開発しました。

●「Power Apps自動画面生成ツール」の主要機能とメリット

  • Excel設計書からアプリ自動生成
    項目名、データ型、表示形式、閲覧・編集権限をExcelシートに定義し、インポートするだけ。SharePoint Listsのスキーマ設定から、Power Appsの一覧/詳細/入力画面までを自動生成します。
  • 運用中の構造変更・データコンバートを自動化
    新しい項目が必要になった際は、Excel設計書を更新して再実行するだけ。システムを自動でメンテナンスモードへ移行し、旧構造から新構造へのデータ詰め替え(コンバート)までをツールが完結させます。
  • 大規模データ対応とライセンスコスト削減
    追加ライセンスを必要としないSharePoint Listsを標準DBとしつつ、独自技術による分散型データベース構築により、Listsの制限を超えた大規模な運用を低コストで可能にします。
図 Power Apps自動画面生成ツールにおける画面生成の流れ

本ツールは、Power Appsの業務システムにおいて、「作る」「変える」「運用する」までを一貫して支援します。

  • データ構造の変更にエンジニア不要:運用時はシステム管理者だけで対応可能。
  • データ構造の変更作業の自動化:Excel設計書を更新すると、画面・DB・データ変換を自動実行。変更前にテストも可能。
  • データベースを選択:追加ライセンスを不要とするListsをデフォルトとして利用。
    Listsはデータ量に制限があるため、複数Listsで並列処理が可能。さらに構造化データにも対応。大量データ用にDataverseなどの対応も行う予定(この場合はPower Appsに追加ライセンスが必要)。

●製品概要

製品名Power Apps自動画面生成ツール
主要機能1.データ構造設計シート
 Excelで構造・権限・入力規制を定義。
2.データ構造設計テスト機能
 本番システムに新構造を反映する前に構造変更を確認。
3.Power Apps画面の自動生成機能
 データ構造設計シートから画面を自動生成。
 自動生成画面の標準テンプレートは「リスト表示→詳細表示・入力」。追加予定あり。
4.データベースのスキーマ設定機能
 Listsを標準、Dataverse対応予定。
5.データコンバート機能
 旧構造から新構造へ自動変換。変換中は、メンテナンスモードとなる。
提供形態システム管理者が操作する管理者ツールとして提供。
パッケージ販売形態とする。
1.SharePointのListsをデフォルトとして利用するため、SharePoint単位に業務システムを構築することが前提となる。
2.本ツールのUIであるPower AppsアプリをSharePointの管理者がアクセスできるページに配置し、システム管理者画面とする。
利用対象・業務Power Appsアプリを開発する企業・大学及び研究機関
リリース時期2026年4月末
価格帯お問い合わせください

※製品詳細の当社Webでの公開は4月末の製品発売と同時に行う予定です。

●当社が目指すSEaaS (SaaS Extension as a Serviceプラットフォーム拡張型サービス)

SEaaSはMicrosoft 365などの統合型プラットフォーム上にシステムを構築する方式です。本ツールはその実現を支援します。
拡張性と低コストを両立:SEaaS (SaaS Extension as a Service) は、Microsoft 365を基盤に拡張性と低コストを両立する新しい業務システム構築方式です。オンプレミスや従来型SaaSの課題を解決し、DX推進に寄与します。コスト面では、以下に着目しました。

  • オンプレミス方式のサーバーレンタル料金・セキュリティ保守コストの負担増。
  • 従来型クラウドのSaaSの利用料が、利用者が限定される業務特化型SaaSでは高額になりがちで中長期で考えるとコスト負担が大きく一部ではSaaS離れの傾向も見られます。

ご紹介したPower Apps自動画面生成ツールは、すでに多くの機関で導入されているMicrosoft 365を活用することにより既存のシステム形態よりも低価格でしかも拡張性を確保します。

当社はご紹介した本ツールを含めてSEaaSの実現を支援する以下のツールを開発しています。Microsoft 365上の業務システムの構築にあたっては、まず、Excel OnlineとPower BIと組み合わせて、できるだけ開発する入力画面数を減らします。その上で、最小限必要なPower Appsの画面を追加し、SharePointに統合して一つの業務システムとして仕上げます。

  • Power Apps自動画面生成ツール:ご紹介したツールです。
  • SharePoint DocLib 一括管理ツール:SharePointとExcel Onlineで業務システムを構築するためのツールです(▶詳細はこちら)。
  • Power BI 拡張ツール:大量データ対応、レポートの表示面積の狭さなどPower BIでレポート作成において課題になっている点を補うツール群です。2026年夏までにリリースをします。

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