Power Query M の関数の基本(パート1)

他のプログラミング言語と同様に、Power Query コードを書き始めるとき、非常に重要な概念は関数です。関数とは何ですか。

関数とは
関数は、特定のタスクを実行するために使用されるコードの集合です。 何度も呼び出して再利用できます。
情報を関数に渡すことができます。 同時に、情報を送り返すこともできます。
Power Query には、関数ライブラリから取得するだけで使用できる組み込み関数が多数用意されており、目的に応じて独自の関数を作成することもできます。
関数を記述するにはさまざまな方法があります。 正確な構文は、使用しているプログラミング言語によって異なります。
したがって、関数を正しく作成するには構文を覚えておく必要があります。

基本的な関数の種類

① Void型関数
これは、値を必要としない、または値を返さない単なる関数の一種です。void 関数は、一連の命令を完了するために使用されます。

//以下は M 言語で書かれた helloWorld 関数です。
helloWorld = () => "Hello World!"

② 入力値が必要関数
Void型 関数はシンプルですが、制限もあります。理由は、何も変わらないからです。
したがって、関数の有用性を高めるには、関数に特定の値を渡して処理することになります。


//以下の関数は 2 つの引数を受け取り、それらを乗算します。
Multiplication = (x, y) => x * y 
//呼び出し関数    
Result = Multiplication(1,2)                 

Void 関数とは異なり、括弧「()」にはすでに内容が含まれています。
これらは関数を呼び出すときに必要な値です。 具体的には、x、y は、実行する関数にロードする必要がある変数です。
Multiplication 関数を呼び出すときは、要求された情報を「()」括弧で囲んで渡す必要があります。

③ 出力値を返します関数
最後のタイプの関数は、実行終了時にデータを返すタイプです。 これは、データを使用する前に変更する場合に特に便利です。

/* 以下の関数は 3 つの引数を受け取り、 let 式で実行され、「in」の後の値を返す。 */

(a, b, x) =>
let
   Result = x * (a + b)
in
   Result

この記事では関数の基本のみを説明します。Power Query で関数を記述するさまざまな方法については、次の記事で詳しく説明します。

参照
https://learn.microsoft.com/ja-jp/powerquery-m/understanding-power-query-m-functions